共有セーブデータプラグイン - UTA_CommonSave.js
Version: | 1.30 | LastUpdate: | 2024.12.05 |
プラグインの概要
各セーブデータ間で共有するセーブデータを作成し、指定したスイッチ・変数の状態をセーブデータ間で共有するプラグインです。
セーブ・ロード時に自動的に反映が行われるので、使用者はスクリプトの知識を必要とせず、従来のスイッチ・変数操作のみに注力する事ができます。
ゲームクリア情報やCGの閲覧情報などをスイッチや変数で管理したい場合などに有効です。
また、共有の為に独自のセーブデータを作成しているので、他のプラグインとの競合が起こりにくいのが特徴です。
プラグインの設定
■プラグインの有効化
まず利用したいプロジェクトのjs/plugin以下にダウンロードしたプラグインを置きます。
次にRPGツクールMVのプラグイン設定にてUTA_CommonSave.jsを有効にします。
(有効にするにはプラグインのステータスを「ON」に設定します。)

プラグイン設定では共有対象の設定と自動共有の設定が可能です。お好みの設定を行ってください。
各設定値は以下のようになります。
設定項目 | 設定値 |
---|---|
Target Switches |
共有対象となるスイッチの番号を指定します。 カンマ区切りで複数指定が可能です。 ver1.20からはハイフンで範囲指定が可能です。 (例) 1-3,11,12,13,20,21 →スイッチ1,2,3,11,12,13,20,21番を共有の対象とする。 |
Target Variables |
共有対象となる変数の番号を指定します。 カンマ区切りで複数指定が可能です。 ver1.20からはハイフンで範囲指定が可能です。 (例)1-5,11,12,13,20,21 →変数1,2,3,4,5,11,12,13,20,21番を共有の対象とする。 |
Is Auto |
セーブ・ロード時に自動的に共通セーブデータのセーブ・ロードを行うかを設定します。 true : セーブ・ロード時に自動的に共有セーブデータにデータのセーブ・ロードを行う。 false: 共通セーブデータのセーブ・ロードは手動で行う。(プラグインコマンドを利用する) |
Auto on Gameover |
ゲームオーバー時に共有セーブデータの自動セーブを行うかを設定します。 自動セーブ設定がONの時(Is Auto に trueをセットした時)にこの設定は有効になります。 true : ゲームオーバー時に自動セーブを行う。 false: ゲームオーバー時は自動セーブを行わない。 |
Show Trace |
デバッグ用のトレースを出すかを設定します。 true : トレースを表示する。 false: トレースを表示しない。 |
プラグインコマンド
CommonSaveプラグインでは以下のプラグインコマンドを使用できます。
プラグインコマンドを利用すると任意のタイミングで共有スイッチ・変数の状態が保存できます。
コマンド | 説明 |
---|---|
CommonSave load |
共有セーブデータからスイッチ・変数を読み込み反映させます。 任意のタイミングで共有セーブデータのロードを行いたい場合に使用します。 |
CommonSave save |
共有セーブデータにスイッチ・変数の状態を記録します。 共有セーブデータが存在しない場合は新規に生成します。 任意のタイミングで共有セーブデータのセーブを行いたい場合に使用します。 |
CommonSave remove |
共有セーブデータを削除します。 共有セーブデータの状態をリセットしたい場合に使用します。 |
CommonSave setTrace [true|false] |
(ver1.20にて実装) コンソールにトレースを出力するかを設定します。 ゲーム実行中にトレース状態を切り替えたい場合に使用します。 (例) CommonSave setTrace true => コンソールにトレースを出力するように。 |
CommonSave check |
(ver1.20にて実装) 共有状態になっているスイッチ・変数番号をコンソールに表示し確認します。 |
ダウンロード
ご利用に当たっては必ず利用規約を確認してください。
下記リンクからzipファイルをダウンロードし、展開してください。
「UTA_CommonSave.js」をご自身のプロジェクトの「js/plugins」フォルダに配置する事でプラグイン管理から選択できるようになります。
※前のバージョンが落ちてきてしまう場合はキャッシュの影響の可能性がある為、ブラウザのキャッシュを消去してから再度ダウンロードしてみてください。
旧バージョンは以下からダウンロードできます。
(できるだけ最新版を利用するようにお願いします)
バージョン | ダウンロードリンク |
---|---|
v1.20 | UTA_CommonSave_v1.20.zip |
v1.10 | UTA_CommonSave_v1.10.zip |
v1.02 | UTA_CommonSave_v1.02.zip |
プラグインのアップデート方法
既に本プラグインを利用している方向けの更新手順です。
現状v1.30までは過去のバージョンの後方互換性を担保しております。
プラグインファイルをそのまま上書きしていただければ更新完了になります。
入手したバージョンによってはプラグインファイル名が異なる場合があるかもしれません。
この場合は、以下の手順に従って更新をお願いいたします。
- 新しいプラグインファイル(UTA_CommonSave.js)をプラグインフォルダに配置します。
- 新しいプラグインをプラグイン管理から追加し有効にします。
- 古いバージョンのプラグイン設定を新しいプラグインの設定に移します。
- 古いバージョンのプラグインをプラグイン管理から削除し、古いプラグインファイルを削除します。
更新履歴
2024.12.05(Thu) v1.30 |
プラグインバージョンを1.30に更新。 v1.20以前と後方互換性あり。 共有セーブのバックアップ処理を追加。セーブ失敗時にバックアップから復旧を行うように。 後からプラグインパラメーター設定を変更した場合に設定対象から外した対象が読み込まれるバグの修正。 配布用README.txtの追加。 その他冗長なメソッドの削除や型安全性の強化。 |
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2024.12.05(Thu) |
サーバー更改を機に配布物のファイル名にバージョン番号を付与してしまい、 そのまま配置するとプラグイン管理画面から正しく認識できない問題があったので修正。 chromeなどのブラウザからたまにダウンロードがうまくできなくなる問題の対処。 |
2016.05.11(Wed) v1.20 |
CommonSaveプラグインのバージョンを1.20に。 スイッチ・変数の指定の際に「-」を使う事で範囲指定を可能に。 トレース状態を動的に変えられるように setTrace プラグインコマンドを追加。 共有対象になっているスイッチ・変数を確認できる check プラグインコマンドを追加。 |
2016.02.17(Wed) v1.10 |
CommonSaveプラグインのバージョンを1.10に。 ファイル名をUTA_CommonSave.jsに変更。(一見の識別性を高める為です) 基本機能の変更はなし。 トレース出力の有無をパラメータで設定できるように。 プラグインコマンドの変更はありません。 |
2016.01.14(Thu) v1.01 |
CommonSaveプラグインのバージョンを1.01に。 変数の共有が上手くできていないバグの修正。 |
2015.12.31(Thu) v1.00 |
CommonSaveプラグインのバージョンを1.00に。 ゲームオーバー時の共有セーブデータの自動セーブの有効状態を設定できるように。 |
2015.12.20(Sun) | 解説に使用しているSSを日本語版RPGツクールMVのものへ置き換え。 |
2015.11.05(Thu) v0.01 | プラグインの公開。Version: 0.01。 |